暑いときに読みたい~『姑獲鳥の夏』~
ぜひとも、この分厚い一冊の本、読んでいただきたい。
初めて見たときは驚きました。
分厚っ!!
自分では見つけても買わなかっただろうな。
初めての京極夏彦!となると、パッと見て躊躇してしまう。
ページ数…。
最初にこの本を読んだのは大学生の時。
妖怪大好きな友人から
「面白いから読んでほしい」
と渡されたのです。
渡されてすぐに読み始めました。
出だし、面白い。
しかし、途中辛くなる私。
妖怪の話、妖怪の話…難しくなってきた…。
早く読まなくてはと思いつつ、三日ほど寝かせてしまいました。
借りているのだからと奮起し、再び読み始める。
そしてついにラストへ、近づく、と、
止まらないー!!
途中失速していたのが噓のよう。ものすごいスピードで読んでしまう。
なにこれ、なにこの展開ー!!
めっちゃくちゃに面白かったです。
癖になります。
ついでに一冊読み切ったという達成感もすごい。
ありがとう友よです。
ちなみにその年映画が公開されたので友人と観に行きましたが、なんともイマイチでした。
次作の魍魎の匣は期待せず観に行ったのですが、姑獲鳥の夏よりは面白かった記憶があります。
また友とのんびり映画が観られるときがくるといいなぁ。