さくぼーの趣味はエンタメ

本漫画ドラマ映画と私

妖艶〜『高橋留美子 人魚シリーズ』〜

小学生3年生でうる星やつらを読んで、すっかり高橋留美子ファンになった私。

sakusukub.hatenablog.com

 

全ての作品を集めようと、少しずつ買い揃えていきました。

中でもお気に入りなのが人魚シリーズです。

雑誌の初掲載が1984年ということなので、もう40年程前の作品から。

怖くて悲しくて、やりきれない。

でも、素敵な出会いも沢山ある。

不思議な魅力に誘われます。

 

以下少しだけ感想です。

人魚の森

人魚は笑わない

湧太と真魚との出会い。人魚の里。

人魚の肉。不老不死。

一気にこの世界に引き込まれます。

なんだか人魚、悲しい生き物。

何のために生きるのかと考えてしまうのは私が人間だからか。

闘魚の里

湧太が辛い別れを繰り返してきた事がよくわかる。

人魚の謎が深まる。

人魚の森

何という…

最後、発狂したりしないのだな、と。

どうでもよくなっちゃたのかな。

やりきれないです。

あんな家(人魚の秘密を代々守る家)が日本のどこかにあるかもと思えてこなくもない。

 

人魚の傷

夢の終わり

なるほど。化け物なのか人間なのか。

いっそ完全に化け物になる方が楽なのだろうか。

看取ってもらえるのは幸運。

スッキリとは言えないが良い最期か。

約束の明日

肉、血、ときて、灰。

恐ろしい人間がいるものです。

意志のない化け物と意志のある化け物。

湧太、モテるな。

人魚の傷

ここへきて最長齢(というのだろうか?)の子供、怖い。

想像もつかない長さを生きて人格を保てる方がおかしいのではないか。

善人を殺してしまっているので難しいところではあるが、救われてほしいと思う。

 

夜叉の瞳

舎利姫

まだ120年の時かぁなんて思ってしまう不思議。

自分の子供を生き返らせたいというのは分かるようで分からない。

どこに。

夜叉の瞳

シリアスの中にいつものラブコメがちょこっとあり和む。

また代々伝わっておる。

息子をあっさり切るなんちゅう父。

息子は父親似なのでは。

夜叉とは。良心の呵責か。

姉さん好きだったのだろうなぁ。

もう湧太、不老不死とか関係なく強い。

現代に近づいた感。

最後の顔 

やっぱりおかしくなっちゃうのよ。

多分主人公が変というか、肉体だけでなく精神も強すぎるというか。

辛いことがあったときに、真っ直ぐ強くなれるかな。

 

ちなみに

るーみっくわーるどスペシャルの方が装丁が素晴らしく雰囲気もあって好きなのですが、舎利姫までしか読めないんですよね。

どちらも買うしかなくなってしまった私なのです。