気持ちがわかるから嫌なのかな〜東野圭吾『希望の糸』〜
うーん。
なんとも言えない。
なんだか、私は嫌でした。
被害者がただただ可哀想で、加害者は最低で。
他にも勝手すぎる登場人物達。
ちょっと腹が立ってしまいます。
でも、共感できる部分もあります。
私も自分勝手に生きていますし。
子供を作るって、すごい。
自分がものすごく幸せで、産まれたことに喜びを感じる日々で、ぜひ、この世に!
と思うにしたって、命を生み出すって本当に自分勝手というのか。
いつかは死んでしまうにとか。
考え出すと怖くなる。
希望の糸なんて明るい感じの題なのに、私の気分はどんよりです。
しかし、読み始めると続きが気になり休むことなく読んでしまう作品でした。
そして、相変わらず読みやすい。
うーん。それでもやっぱり、寝る前に何かハッピーなだけの作品で読むかな。
辛かったです。